点眼薬の常識
点眼薬の常識
眼科での診察の後に点眼薬が処方されることが多いですが、意外と知られていない点眼薬の使い方についてお話しします。
まず、確認
診察の時に点眼薬を処方する話が医師からありましたら、会計の後に処方箋が出ているかを確認して下さい。この処方箋の有効期限は4日間で休日、祝日も含まれます。4日を過ぎるとどんな事情があっても薬局で薬を受け取ることは出来ません。
処方箋の再発行
処方箋の有効期限が切れてしまった、処方箋を紛失したという場合に健康保険を使って処方箋を再発行することは出来ません。全額自費扱いとするか、再受診が必要になります。これは処方箋の不正利用を防ぐために決められていることです。
薬を受け取ったら
薬局で薬を受け取ったら内容を確認して下さい。医師からの説明無く薬が変更されることはありませんのでいつもと違う薬が出ていたり、医師の説明と違う薬の種類や量の薬が出ていたりした場合は薬局で確認して下さい。薬の容器が変更になった場合やジェネリック品など(薬の成分は同じでも違う会社から発売されている)の場合もありますが、人為的なミスが起こっている場合もあり得ます。
薬の使い方
新しく薬を処方する場合や薬を変更する場合は、医師から薬の使い方の説明がありますが、薬局でも薬の使い方(1日何回、どちらの眼に使うか)を示した印刷物などが渡されます。多くの場合、薬の写真が付いていますのでどの薬をどのように使うかを確認して下さい。
正しい点眼方法
点眼薬を使う時、薬を眼の中央(角膜)に滴下させる必要はありません。下眼瞼の裏側に点眼液が触れれば充分です。
点眼した後の瞬き
点眼後すぐに何度も瞬きをすると点眼液が角膜や結膜から眼球に吸収される前に鼻の方に流れて行ってしまい十分な効果が得られません。点眼後は目頭を押さえ、5分くらい眼を閉じていて下さい。瞬きをしなくても点眼液は眼の表面に拡がります。
複数の点眼
同じ時間に2種類以上の点眼を行なう場合、続けて点眼すると先に点眼した薬が吸収される前に洗い流されてしまいます。同じ眼に2種類以上の点眼をする場合は5分以上あけてからにして下さい。
妊娠中、授乳中の点眼
点眼薬は鼻からのどに流れて行き、全身に流れて行く可能性があります。妊娠初期は胎児への影響がある薬もあります。妊娠中、授乳中でも必要な薬を使わなければならない場合もありますが、治療の効果と安全の両方を考えて薬を使うかどうか検討する必要があります。
悪い時だけ使うのか?
点眼薬は症状がある時だけ使うものもありますが、症状が無い時にも点眼が必要なものも多いので使い方は医師に確認して下さい。また、自覚症状がなくなったらすぐに止めても良い薬もありますし、自覚症状がなくても続けなければならない薬もあります。
薬の副作用
点眼薬は薬の一種ですから使い方によっては害が生じる可能性がありますし、正しい使い方をしていてもある一定の割合の人に期待しない作用(副作用)が起こります。点眼薬に含まれる薬の成分や添加物による細胞障害やアレルギー、誤った使用方法や保存方法による点眼薬の汚染や変性による害もあります。
目薬と言っても体の中に入るものですから飲む薬と同じように薬の効果と副作用について注意しなければなりません。医師、薬剤師の説明をよく聞いて正しい使い方を確認してから使いましょう。
まず、確認
診察の時に点眼薬を処方する話が医師からありましたら、会計の後に処方箋が出ているかを確認して下さい。この処方箋の有効期限は4日間で休日、祝日も含まれます。4日を過ぎるとどんな事情があっても薬局で薬を受け取ることは出来ません。
処方箋の再発行
処方箋の有効期限が切れてしまった、処方箋を紛失したという場合に健康保険を使って処方箋を再発行することは出来ません。全額自費扱いとするか、再受診が必要になります。これは処方箋の不正利用を防ぐために決められていることです。
薬を受け取ったら
薬局で薬を受け取ったら内容を確認して下さい。医師からの説明無く薬が変更されることはありませんのでいつもと違う薬が出ていたり、医師の説明と違う薬の種類や量の薬が出ていたりした場合は薬局で確認して下さい。薬の容器が変更になった場合やジェネリック品など(薬の成分は同じでも違う会社から発売されている)の場合もありますが、人為的なミスが起こっている場合もあり得ます。
薬の使い方
新しく薬を処方する場合や薬を変更する場合は、医師から薬の使い方の説明がありますが、薬局でも薬の使い方(1日何回、どちらの眼に使うか)を示した印刷物などが渡されます。多くの場合、薬の写真が付いていますのでどの薬をどのように使うかを確認して下さい。
正しい点眼方法
点眼薬を使う時、薬を眼の中央(角膜)に滴下させる必要はありません。下眼瞼の裏側に点眼液が触れれば充分です。
点眼した後の瞬き
点眼後すぐに何度も瞬きをすると点眼液が角膜や結膜から眼球に吸収される前に鼻の方に流れて行ってしまい十分な効果が得られません。点眼後は目頭を押さえ、5分くらい眼を閉じていて下さい。瞬きをしなくても点眼液は眼の表面に拡がります。
複数の点眼
同じ時間に2種類以上の点眼を行なう場合、続けて点眼すると先に点眼した薬が吸収される前に洗い流されてしまいます。同じ眼に2種類以上の点眼をする場合は5分以上あけてからにして下さい。
妊娠中、授乳中の点眼
点眼薬は鼻からのどに流れて行き、全身に流れて行く可能性があります。妊娠初期は胎児への影響がある薬もあります。妊娠中、授乳中でも必要な薬を使わなければならない場合もありますが、治療の効果と安全の両方を考えて薬を使うかどうか検討する必要があります。
悪い時だけ使うのか?
点眼薬は症状がある時だけ使うものもありますが、症状が無い時にも点眼が必要なものも多いので使い方は医師に確認して下さい。また、自覚症状がなくなったらすぐに止めても良い薬もありますし、自覚症状がなくても続けなければならない薬もあります。
薬の副作用
点眼薬は薬の一種ですから使い方によっては害が生じる可能性がありますし、正しい使い方をしていてもある一定の割合の人に期待しない作用(副作用)が起こります。点眼薬に含まれる薬の成分や添加物による細胞障害やアレルギー、誤った使用方法や保存方法による点眼薬の汚染や変性による害もあります。
目薬と言っても体の中に入るものですから飲む薬と同じように薬の効果と副作用について注意しなければなりません。医師、薬剤師の説明をよく聞いて正しい使い方を確認してから使いましょう。