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新型コロナウイルス結膜炎

今回は新型コロナウイルスによる結膜炎についてです。このウイルスについてはまだ分かっていないことが多いですから,現時点で分かっていることについてまとめたもので,今後,更に新しいことが分かってくるかも知れません。

新型コロナウイルス結膜炎

今回は新型コロナウイルスによる結膜炎についてです。このウイルスについてはまだ分かっていないことが多いですから,現時点で分かっていることについてまとめたもので,今後,更に新しいことが分かってくるかも知れません。

新型コロナウイルス感染症

2019年に新たに見つかった新型コロナウイルス感染症はCOVID-19と名付けられ,感染を起こしているウイルスはSARS-Cov-2という名前になりました。
 最初に世の中に新型コロナウイルスの感染拡大が報道されたのは,中国,武漢の眼科医がSARS(重症急性呼吸器症候群)に似た感染症が流行しているという情報でした。

結膜炎からの感染

最初に新型コロナウイルス感染症に気づいた眼科医はこのウイルスに感染して亡くなりましたが,結膜から感染したと報道されました.その後の調査,研究で結膜から新型コロナウイルスが見つかることがあり,結膜から他の人への感染の可能性はあると考えられていますが,その頻度は高くないということが分かりました。
結膜からこのウイルスが見つかる頻度は0.8%程度と報告されているものから5%程度と報告されているものまであります.いずれも咽頭(のど)からの検出率(70%以上)よりもかなり低く,結膜からウイルスが検出されるのは重症な人に多い様です。

新型コロナウイルス結膜炎の症状

症状は結膜充血,結膜浮腫,涙目,めやになど,いわゆるはやり目(主にアデノウイルス結膜炎)と同様の症状を示します。見た目だけでは新型コロナウイルスによるものと他のウイルスによるものの区別はつきません。

治療法

今のところ新型コロナウイルスを直接死滅させる薬は見つかっていませんので,他のウイルス性結膜炎と同様にウイルスによる炎症を抑えるような薬を使うことになります。

眼科の診察における注意点

新型コロナウイルスによる結膜炎の患者様が受診されることは考えられますが,これまで通り,発熱や咳などの呼吸器感染症の疑いのある方,ウイルス性結膜炎の疑いのある方への対応を行っていれば,院内での感染拡大は防げるものと考えています。
 眼科の検査は検査担当者と検査員との距離が近い場合がありますし,医師が直接検査をする細隙灯顕微鏡検査,眼底検査などは医師と対面で,しかも距離も手が届くほど近いので,飛沫感染,エアロゾル感染の恐れがあります。患者様,医師ともにマスクを正しく着用することがお互いに感染し合わない対策になると思います。

おわりに

新型コロナウイルスによる結膜炎は他のウイルス性結膜炎と同様の症状を示し治療方法がありませんが,感染拡大の予防策は他のウイルス性結膜炎と同様の方法で良いと考えています。
 また,眼科外来での新型コロナウイルスの院内での感染拡大予防には患者様と当院職員の正しいマスク着用(鼻と口をしっかりと覆った状態)が必要ですので今後もご理解とご協力をお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症

2019年に新たに見つかった新型コロナウイルス感染症はCOVID-19と名付けられ,感染を起こしているウイルスはSARS-Cov-2という名前になりました。
 最初に世の中に新型コロナウイルスの感染拡大が報道されたのは,中国,武漢の眼科医がSARS(重症急性呼吸器症候群)に似た感染症が流行しているという情報でした。

結膜炎からの感染

最初に新型コロナウイルス感染症に気づいた眼科医はこのウイルスに感染して亡くなりましたが,結膜から感染したと報道されました.その後の調査,研究で結膜から新型コロナウイルスが見つかることがあり,結膜から他の人への感染の可能性はあると考えられていますが,その頻度は高くないということが分かりました。
結膜からこのウイルスが見つかる頻度は0.8%程度と報告されているものから5%程度と報告されているものまであります.いずれも咽頭(のど)からの検出率(70%以上)よりもかなり低く,結膜からウイルスが検出されるのは重症な人に多い様です。

新型コロナウイルス結膜炎の症状

症状は結膜充血,結膜浮腫,涙目,めやになど,いわゆるはやり目(主にアデノウイルス結膜炎)と同様の症状を示します。見た目だけでは新型コロナウイルスによるものと他のウイルスによるものの区別はつきません。

治療法

今のところ新型コロナウイルスを直接死滅させる薬は見つかっていませんので,他のウイルス性結膜炎と同様にウイルスによる炎症を抑えるような薬を使うことになります。

眼科の診察における注意点

新型コロナウイルスによる結膜炎の患者様が受診されることは考えられますが,これまで通り,発熱や咳などの呼吸器感染症の疑いのある方,ウイルス性結膜炎の疑いのある方への対応を行っていれば,院内での感染拡大は防げるものと考えています。
 眼科の検査は検査担当者と検査員との距離が近い場合がありますし,医師が直接検査をする細隙灯顕微鏡検査,眼底検査などは医師と対面で,しかも距離も手が届くほど近いので,飛沫感染,エアロゾル感染の恐れがあります。患者様,医師ともにマスクを正しく着用することがお互いに感染し合わない対策になると思います。

おわりに

新型コロナウイルスによる結膜炎は他のウイルス性結膜炎と同様の症状を示し治療方法がありませんが,感染拡大の予防策は他のウイルス性結膜炎と同様の方法で良いと考えています。
 また,眼科外来での新型コロナウイルスの院内での感染拡大予防には患者様と当院職員の正しいマスク着用(鼻と口をしっかりと覆った状態)が必要ですので今後もご理解とご協力をお願いいたします。

       
     
           

古川中央眼科      

     

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午前 8:15~12:00
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