緑内障
気になる眼の病気と症状:32
緑内障
緑内障は視神経が悪くなることで徐々に視野が欠けていく進行性の病気です。いくつかのタイプの緑内障がありますが、日本人に多いのは「正常眼圧緑内障」といって、眼圧が高くなく自覚症状が出にくいタイプの緑内障だということがわかっています。
視神経乳頭陥凹(拡大)とは?
健康診断などで視神経乳頭陥凹(拡大または異常)と指摘されて来院される方がいらっしゃいます。これは眼底検査で視神経の形に異常が見られるという意昧です。緑内障では、視神経が特徴的な形に変形していくので健康診断ではそれをチェックしています。視神経の形状の変化は近視などで起こることもあるので視神経乳頭陥凹(拡大)イコール緑内障ではありませんが、視野検査をしてみないとわからないことも多いですから、そのような異常を指摘された場合は眼科で検査を受けるようにしましょう。
緑内障の治療
治療の基本は目薬で眼圧を下げること です。
正常眼圧緑内障の人でも、さらに眼圧を 下げたほうが進行を抑えられることがわか っています。目薬の治療で眼圧の下降が不 十分な場合には眼圧を下げるための手術 を行うこともあります。
新しい薬
この10数年の間に新しい緑内障治療薬が次々と出てきました。
点眼回数が少なくてすんだり、眼圧を下げる効果が強かったり、1つの目薬に2種類分の薬が入っていたりという利点があります。どの薬が一番効果が出るかというのは人によって違うこともあるので、治療しつつ、その方に合う目薬を見つけていく必要があります。
緑内障の検査
緑内障の検査で重要なのは、視力、眼圧、視野検査です。緑内障では眼圧を低く抑えることが重要ですが、たとえ眼圧の状態が良くても視野検査で異常が進行していくようであれば、それまでの治療では不十分と考えて薬を変更したり増やしたりすることを考えなければなりません。
視野検査は時間がかか、るものなのですが、緑内障の進行状態を知るのには非常に重要な検査なので、定期的に受けていただくことが大切です。当院では基本的に半年ごとに検査を行うようにしています。
新しい検査法
OCT(光干渉断層計)という器械で眼底の視神経の状態や視神経のまわりの網膜神経線維層の厚みを調べることができるようになりました。この検査で、視野にはっきりとした異常が現れないような、ごく初期の緑内障でも病気の具合を調べるのに役に立つのではないかという検討が行われているところです。
視神経乳頭陥凹(拡大)とは?
健康診断などで視神経乳頭陥凹(拡大または異常)と指摘されて来院される方がいらっしゃいます。これは眼底検査で視神経の形に異常が見られるという意昧です。緑内障では、視神経が特徴的な形に変形していくので健康診断ではそれをチェックしています。視神経の形状の変化は近視などで起こることもあるので視神経乳頭陥凹(拡大)イコール緑内障ではありませんが、視野検査をしてみないとわからないことも多いですから、そのような異常を指摘された場合は眼科で検査を受けるようにしましょう。
緑内障の治療
治療の基本は目薬で眼圧を下げること です。
正常眼圧緑内障の人でも、さらに眼圧を 下げたほうが進行を抑えられることがわか っています。目薬の治療で眼圧の下降が不 十分な場合には眼圧を下げるための手術 を行うこともあります。
新しい薬
この10数年の間に新しい緑内障治療薬が次々と出てきました。
点眼回数が少なくてすんだり、眼圧を下げる効果が強かったり、1つの目薬に2種類分の薬が入っていたりという利点があります。どの薬が一番効果が出るかというのは人によって違うこともあるので、治療しつつ、その方に合う目薬を見つけていく必要があります。
緑内障の検査
緑内障の検査で重要なのは、視力、眼圧、視野検査です。緑内障では眼圧を低く抑えることが重要ですが、たとえ眼圧の状態が良くても視野検査で異常が進行していくようであれば、それまでの治療では不十分と考えて薬を変更したり増やしたりすることを考えなければなりません。
視野検査は時間がかか、るものなのですが、緑内障の進行状態を知るのには非常に重要な検査なので、定期的に受けていただくことが大切です。当院では基本的に半年ごとに検査を行うようにしています。
新しい検査法
OCT(光干渉断層計)という器械で眼底の視神経の状態や視神経のまわりの網膜神経線維層の厚みを調べることができるようになりました。この検査で、視野にはっきりとした異常が現れないような、ごく初期の緑内障でも病気の具合を調べるのに役に立つのではないかという検討が行われているところです。