ものもらい
気になる眼の病気と症状 50
ものもらい
「ものもらい」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか? 今回は「ものもらい」について詳しくお話しさせていただきます。
「ものもらい」とは俗に「まぶたのできもの」という意味で使われることが多いかと思います。「まぶたのできもの」のうち、日常診療でよく見受けられるものに麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります。「ものもらい」という言葉は、厳密には麦粒腫のことをいいます。
麦粒腫
まぶたにあるマイボーム腺やまつ毛の根元の脂腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。
(症状)
まぶたに赤み・腫れ・痛み・かゆみ等が現れ、程度により症状が強まることがあります。自然に破れて膿が出て回復することもあります。
(治療)
抗生物質の点眼や内服が行われます。化膿の程度により、切開するもとがあります。汚い手で目をこすったりしないようにしましょう。
霰粒腫
まぶたにあるマイボーム腺がつまって中に分泌物がたまり慢性的に炎症が起きて「できもの」になったものです。麦粒腫と違い細菌の感染は伴いません。
(症状)
まぶたの腫れや異物感が主なもので、典型的にはまぶたにはっきりと「できもの」を触れます。通常痛みや赤みはありませんが、同時に感染を伴った場合には麦粒腫と同様の症状が出ることがあります。(急性霰粒腫)
(治療)
できものが小さいときは自然に吸収されることもありますが、程度により抗生物質や抗炎症剤の点眼・内服が行われます。手術的に摘出することもあります。
「ものもらい」とは俗に「まぶたのできもの」という意味で使われることが多いかと思います。「まぶたのできもの」のうち、日常診療でよく見受けられるものに麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります。「ものもらい」という言葉は、厳密には麦粒腫のことをいいます。
麦粒腫
まぶたにあるマイボーム腺やまつ毛の根元の脂腺に細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことです。
(症状)
まぶたに赤み・腫れ・痛み・かゆみ等が現れ、程度により症状が強まることがあります。自然に破れて膿が出て回復することもあります。
(治療)
抗生物質の点眼や内服が行われます。化膿の程度により、切開するもとがあります。汚い手で目をこすったりしないようにしましょう。
霰粒腫
まぶたにあるマイボーム腺がつまって中に分泌物がたまり慢性的に炎症が起きて「できもの」になったものです。麦粒腫と違い細菌の感染は伴いません。
(症状)
まぶたの腫れや異物感が主なもので、典型的にはまぶたにはっきりと「できもの」を触れます。通常痛みや赤みはありませんが、同時に感染を伴った場合には麦粒腫と同様の症状が出ることがあります。(急性霰粒腫)
(治療)
できものが小さいときは自然に吸収されることもありますが、程度により抗生物質や抗炎症剤の点眼・内服が行われます。手術的に摘出することもあります。