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気になる眼の病気と症状:17

見た目が気になる目の病気

『あっ、目がまっかだ!』なんて驚いたことありませんか。

充血、出血、かかりもの、できものなど外見上気になる症状で来院する方が沢山います。 今回は見た目が気になる目の疾患について正しい知識をまとめてみました。 少しは安心できるかもしれませんよ。

気になる眼の病気と症状:17

見た目が気になる目の病気

『あっ、目がまっかだ!』なんて驚いたことありませんか。

充血、出血、かかりもの、できものなど外見上気になる症状で来院する方が沢山います。 今回は見た目が気になる目の疾患について正しい知識をまとめてみました。 少しは安心できるかもしれませんよ。

◆目が赤くなった◆

充血(充血)

結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)や強膜(白目の深いところ)にある血管が拡張して太くなることで、白目が赤く見えることです。出血では白目がべったりと赤く染まって見えるのに対して、充血では目が血走ったように赤くなります。

充血を起こす病気で一番多いのは結膜炎(結膜が炎症を起こした状態)です。結膜炎を起こす原因には、ウィルス、細菌、アレルギーなどがあります。その他には、強膜炎やぶどう膜炎という眼球の内部の炎症や、角膜(黒目)に傷ができることで充血を起こす事もあります。いずれも、治療を必要とする場合が多いので、充血が続く時や、強く起こった時は診察を受けましょう。

 

結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)

結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)には血管が多数あります。眼球の結膜にある血管が破れて、結膜と強膜(結膜の下の白い組織)の間に出血したものが球結膜下出血です。白目の部分がべっとりと赤く染まります。点状、斑状の出血から、眼球結膜全体(白目の全体)が真っ赤になるような広範囲の出血まであります。血腫(血の塊)をつくることもあります。結膜下出血では、多少ごろごろすることがありますが、強い痛み・かゆみなどの症状はありません。お酒の飲み過ぎ、くしゃみや咳、便秘、嘔吐、目をこすったことなどが原因で起こることもあります。朝起きて鏡をみたら目が真っ赤になっていて初めて気付いたり、他人に指摘されるまで気付かなかったりすることが多いです。結膜の血管が拡張することで起こる目の充血とは別のものです。眼球内部の出血(眼底出血)とは違って、視力低下を起こすことはありません。

結膜下出血は若い健康な方でも起こすことがあり、その多くははっきりとした原因がわからないまま起こります。眼局所の要因では、殴られたりぶつけたりなどの外傷や急性結膜炎に伴って起こることや、全身的には高血圧、糖尿病などの全身疾患や貧血・白血病・紫斑病などの出血傾向に伴って起こることがあります。繰り返しておこす場合は内科的な検査も必要です。眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。

出血は1~2週間ほどで自然に吸収されますが、長いときは1ヵ月ぐらいかかることもあります。多くの場合は薬を使う必要なく自然に吸収されます。

結膜下出血は心配ないものの場合が多いのですが、けがに伴うものや、長引く場合は必ず診察を受けてください。

◆目にできものができた◆

翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)が、黒目(角膜)の上に伸びてきて、角膜上を覆ってくる病気です。良性の疾患なので小さいうちは問題ないのですが、大きくなってくると充血や角膜の変形(乱視)、角膜の濁りの原因になることがあります。自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡で自分の目を見るとすぐにわかるので「白目が黒目の上に伸びてきた」というような症状で受診される人がほとんどです。原因は不明ですが、紫外線や慢性刺激が関係しているといわれています。

翼状片は悪性のものではないので症状がなければ放置してかまいません。充血や異物感が強くなってくれば点眼薬で治療します。ある程度以上に大きくなり瞳の中心近くまで覆ってくるようであれば見え方が悪くなる前に切除する手術を考える必要があります。翼状片が大きくなる事によって乱視が悪化することや、切除しても角膜に接着していた部分に濁りを残す事が多いので、瞳の中心部(瞳孔)にかかる以前に手術を行った方が良いです。翼状片は良性の病気なのですが手術を行っても再発することがあり、年が若いほど再発率が高い傾向があります。

 

瞼裂斑(けんれつはん)

茶目(角膜の部分)の横に何か出来物があるようだと心配して受診される方が時々いらっしゃいます。鏡でよく見てみると茶目に接した白目に白~黄色の盛り上がった斑点が見られることがあります。これは瞼裂斑と言います。瞼裂斑は正常な組織がたんぱく質と脂肪の沈着で変化したもので、翼状片と違って茶目(角膜)の上にのびてくることはありません。原因は翼状片と同様に慢性刺激や紫外線が関係していると言われており、加齢性の変化とも考えられます。瞳の鼻側に認められることが多いのですが、耳側にも出来ることがあります。瞼裂斑の色は白~黄色で、大きさや隆起の状態も様々です。急激にできてくるものではありませんが、白目の上に白っぽいものができているので、気をつけてみないと気付かない事も多いです。悪性のものではないので心配ありませんが、薬の治療で消すことはできません。

瞼裂斑の周囲に炎症を起こすと充血や異物感などの症状が出てきて、これを瞼裂斑炎と言います。周囲が赤く充血すると瞼裂斑の部分だけ白く目立つので急に白い出来物ができたのかと驚かれることもありますが、瞼裂斑は元々あったものなので心配はありません。瞼裂斑炎は炎症を抑える点眼薬で治療します。

◆白目にゼリー状のものができた◆

結膜浮腫(けつまくふしゅ)

白目がぶよぶよとゼリー状に腫れて、ひどい時には黒目のまわり全体が腫れ、目を閉じても、まぶたから腫れた白目がはみ出してしまうほどになることがあります。これは結膜浮腫と言い、白目の表面の結膜の下に水がたまってしまうことで起こります。原因で多いのはアレルギー性結膜炎です。何かのきっかけで目をこすり、その刺激でまぶたや結膜に浮腫を起こして腫れてしまうことが多いのです。急激に腫れてくるのでびっくりしますが、多くの場合は数時間で徐々に引きます。稀にアレルギー以外の炎症で起こる事もあるので、なかなか引かない場合は受診した方がいいでしょう。

 

結膜嚢種(けつまくのうしゅ)

結膜の下に小さな袋ができて、その中に液が貯まり風船のようにふくらんだ状態です。結膜浮腫と違うのは、腫れる場所が部分的であることです。針先で軽く切開して中の液を排出すれば、しぼんでわからなくなりますが、しばらくすると再び液がたまってふくらんでくる事が多いです。良性なものなので特に治療の必要はありませんが、大きくなって見た目が気になる時や、異物感が強くなれば袋を摘出する手術を行う事もあります。手術では結膜を切るので、術後は出血のために白目が赤くなり、治った後も充血しやすくなります。

◆瞳に白いものがある◆

瞳(角膜)は透明な組織ですが、そこに濁りができると黒目の一部分に白いところがあるように見える事があります。それまでになかった白い濁りが出てきた場合は角膜に傷ができて、感染や炎症を起こしている可能性があるので注意が必要です。

コンタクトレンズ装用者やドライアイの人は、角膜に傷ができやすく、感染も起こしやすいので、そのような症状が出てきた時はすぐにコンタクトレンズの装用をやめて診察を受けましょう。

◆目が赤くなった◆

充血(充血)

結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)や強膜(白目の深いところ)にある血管が拡張して太くなることで、白目が赤く見えることです。出血では白目がべったりと赤く染まって見えるのに対して、充血では目が血走ったように赤くなります。

充血を起こす病気で一番多いのは結膜炎(結膜が炎症を起こした状態)です。結膜炎を起こす原因には、ウィルス、細菌、アレルギーなどがあります。その他には、強膜炎やぶどう膜炎という眼球の内部の炎症や、角膜(黒目)に傷ができることで充血を起こす事もあります。いずれも、治療を必要とする場合が多いので、充血が続く時や、強く起こった時は診察を受けましょう。

 

結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)

結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)には血管が多数あります。眼球の結膜にある血管が破れて、結膜と強膜(結膜の下の白い組織)の間に出血したものが球結膜下出血です。白目の部分がべっとりと赤く染まります。点状、斑状の出血から、眼球結膜全体(白目の全体)が真っ赤になるような広範囲の出血まであります。血腫(血の塊)をつくることもあります。結膜下出血では、多少ごろごろすることがありますが、強い痛み・かゆみなどの症状はありません。お酒の飲み過ぎ、くしゃみや咳、便秘、嘔吐、目をこすったことなどが原因で起こることもあります。朝起きて鏡をみたら目が真っ赤になっていて初めて気付いたり、他人に指摘されるまで気付かなかったりすることが多いです。結膜の血管が拡張することで起こる目の充血とは別のものです。眼球内部の出血(眼底出血)とは違って、視力低下を起こすことはありません。

結膜下出血は若い健康な方でも起こすことがあり、その多くははっきりとした原因がわからないまま起こります。眼局所の要因では、殴られたりぶつけたりなどの外傷や急性結膜炎に伴って起こることや、全身的には高血圧、糖尿病などの全身疾患や貧血・白血病・紫斑病などの出血傾向に伴って起こることがあります。繰り返しておこす場合は内科的な検査も必要です。眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。

出血は1~2週間ほどで自然に吸収されますが、長いときは1ヵ月ぐらいかかることもあります。多くの場合は薬を使う必要なく自然に吸収されます。

結膜下出血は心配ないものの場合が多いのですが、けがに伴うものや、長引く場合は必ず診察を受けてください。

◆目にできものができた◆

翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、結膜(白目の表面を覆っている半透明の粘膜)が、黒目(角膜)の上に伸びてきて、角膜上を覆ってくる病気です。良性の疾患なので小さいうちは問題ないのですが、大きくなってくると充血や角膜の変形(乱視)、角膜の濁りの原因になることがあります。自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡で自分の目を見るとすぐにわかるので「白目が黒目の上に伸びてきた」というような症状で受診される人がほとんどです。原因は不明ですが、紫外線や慢性刺激が関係しているといわれています。

翼状片は悪性のものではないので症状がなければ放置してかまいません。充血や異物感が強くなってくれば点眼薬で治療します。ある程度以上に大きくなり瞳の中心近くまで覆ってくるようであれば見え方が悪くなる前に切除する手術を考える必要があります。翼状片が大きくなる事によって乱視が悪化することや、切除しても角膜に接着していた部分に濁りを残す事が多いので、瞳の中心部(瞳孔)にかかる以前に手術を行った方が良いです。翼状片は良性の病気なのですが手術を行っても再発することがあり、年が若いほど再発率が高い傾向があります。

 

瞼裂斑(けんれつはん)

茶目(角膜の部分)の横に何か出来物があるようだと心配して受診される方が時々いらっしゃいます。鏡でよく見てみると茶目に接した白目に白~黄色の盛り上がった斑点が見られることがあります。これは瞼裂斑と言います。瞼裂斑は正常な組織がたんぱく質と脂肪の沈着で変化したもので、翼状片と違って茶目(角膜)の上にのびてくることはありません。原因は翼状片と同様に慢性刺激や紫外線が関係していると言われており、加齢性の変化とも考えられます。瞳の鼻側に認められることが多いのですが、耳側にも出来ることがあります。瞼裂斑の色は白~黄色で、大きさや隆起の状態も様々です。急激にできてくるものではありませんが、白目の上に白っぽいものができているので、気をつけてみないと気付かない事も多いです。悪性のものではないので心配ありませんが、薬の治療で消すことはできません。

瞼裂斑の周囲に炎症を起こすと充血や異物感などの症状が出てきて、これを瞼裂斑炎と言います。周囲が赤く充血すると瞼裂斑の部分だけ白く目立つので急に白い出来物ができたのかと驚かれることもありますが、瞼裂斑は元々あったものなので心配はありません。瞼裂斑炎は炎症を抑える点眼薬で治療します。

◆白目にゼリー状のものができた◆

結膜浮腫(けつまくふしゅ)

白目がぶよぶよとゼリー状に腫れて、ひどい時には黒目のまわり全体が腫れ、目を閉じても、まぶたから腫れた白目がはみ出してしまうほどになることがあります。これは結膜浮腫と言い、白目の表面の結膜の下に水がたまってしまうことで起こります。原因で多いのはアレルギー性結膜炎です。何かのきっかけで目をこすり、その刺激でまぶたや結膜に浮腫を起こして腫れてしまうことが多いのです。急激に腫れてくるのでびっくりしますが、多くの場合は数時間で徐々に引きます。稀にアレルギー以外の炎症で起こる事もあるので、なかなか引かない場合は受診した方がいいでしょう。

 

結膜嚢種(けつまくのうしゅ)

結膜の下に小さな袋ができて、その中に液が貯まり風船のようにふくらんだ状態です。結膜浮腫と違うのは、腫れる場所が部分的であることです。針先で軽く切開して中の液を排出すれば、しぼんでわからなくなりますが、しばらくすると再び液がたまってふくらんでくる事が多いです。良性なものなので特に治療の必要はありませんが、大きくなって見た目が気になる時や、異物感が強くなれば袋を摘出する手術を行う事もあります。手術では結膜を切るので、術後は出血のために白目が赤くなり、治った後も充血しやすくなります。

◆瞳に白いものがある◆

瞳(角膜)は透明な組織ですが、そこに濁りができると黒目の一部分に白いところがあるように見える事があります。それまでになかった白い濁りが出てきた場合は角膜に傷ができて、感染や炎症を起こしている可能性があるので注意が必要です。

コンタクトレンズ装用者やドライアイの人は、角膜に傷ができやすく、感染も起こしやすいので、そのような症状が出てきた時はすぐにコンタクトレンズの装用をやめて診察を受けましょう。

       
     
           

古川中央眼科      

     

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