飛蚊症
気になる眼の病気と症状 35
飛蚊症
皆さんは「飛蚊症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。すでに飛蚊症をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。これは眼科領域でもお目にかかることの多い症状のひとつです。
飛蚊症とは
- 「突然、虫のようなものが飛んで見えるようになった」
- 「いつの間にか黒いものが浮かんで見えるようになった」
このような症状のことを「飛蚊症」といいます。飛んで見えるのは「蚊」「カエルの卵」「糸くず」「輪のようなもの」などで、個人によってそれぞれ違った見え方をします。
飛蚊症の原因
眼の中にある「硝子体」とよばれる透明な物質に混濁が生じることにより起こります。
生まれつきのもの →胎生期に存在する組織の一部の濁りです。治療の必要はありません。
加齢によるもの →硝子体の性質が加齢で変化したものです。治療の必要はありません。
病気によるもの →治療が必要です
治療が必要な飛蚊症(代表的な病気)
『飛蚊症が病気によるものの場合、放置すると視力に重大な影響を及ぼすおそれもあるため、その病気自体の治療が必要になります。したがって飛蚊症に関して大事なことは、それを放置しても問題がない飛蚊症なのか、あるいは病気が原因となっての飛蚊症なのかという点です。早めに眼科を受診して検査を受け、飛蚊症の原因をはっきりさせることが大切です。
『網膜裂孔』 網膜に穴(裂け目)ができてしまうもの。網膜剥離に進展する場合がありますので早期の治療が必要です。
『眼内の出血』 糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの眼底出血が硝子体に広がり濁りとなり飛蚊症を生じます。
『眼内の炎症』 ぶとう膜炎が主な病気です。硝子体まで炎症を及ぼし硝子体を混濁させます。
飛蚊症とは
- 「突然、虫のようなものが飛んで見えるようになった」
- 「いつの間にか黒いものが浮かんで見えるようになった」
このような症状のことを「飛蚊症」といいます。飛んで見えるのは「蚊」「カエルの卵」「糸くず」「輪のようなもの」などで、個人によってそれぞれ違った見え方をします。
飛蚊症の原因
眼の中にある「硝子体」とよばれる透明な物質に混濁が生じることにより起こります。
生まれつきのもの →胎生期に存在する組織の一部の濁りです。治療の必要はありません。
加齢によるもの →硝子体の性質が加齢で変化したものです。治療の必要はありません。
病気によるもの →治療が必要です
治療が必要な飛蚊症(代表的な病気)
『飛蚊症が病気によるものの場合、放置すると視力に重大な影響を及ぼすおそれもあるため、その病気自体の治療が必要になります。したがって飛蚊症に関して大事なことは、それを放置しても問題がない飛蚊症なのか、あるいは病気が原因となっての飛蚊症なのかという点です。早めに眼科を受診して検査を受け、飛蚊症の原因をはっきりさせることが大切です。
『網膜裂孔』 網膜に穴(裂け目)ができてしまうもの。網膜剥離に進展する場合がありますので早期の治療が必要です。
『眼内の出血』 糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの眼底出血が硝子体に広がり濁りとなり飛蚊症を生じます。
『眼内の炎症』 ぶとう膜炎が主な病気です。硝子体まで炎症を及ぼし硝子体を混濁させます。