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HOW TO SERIES:4

覚えておきたい 目薬の使い方

目に使うはずの目薬が、目尻からあふれ出したり、鼻や口、のどに伝わったりすることはありませんか。目薬は苦いなどと味を知っている人も案外多いのではないでしょうか。案外知らない目薬の使い方。きちんと覚えて効果を高め、副作用も防ぎましょう。

HOW TO SERIES:4

覚えておきたい 目薬の使い方

目に使うはずの目薬が、目尻からあふれ出したり、鼻や口、のどに伝わったりすることはありませんか。目薬は苦いなどと味を知っている人も案外多いのではないでしょうか。案外知らない目薬の使い方。きちんと覚えて効果を高め、副作用も防ぎましょう。

ふつうは片眼に1滴で十分。正しい点眼方法を覚えましょう

目薬は涙と混ざりながら結膜にある袋にたまり、角膜を通じて吸収されます。ところが点眼された目薬の量がこの結膜の袋の容量を超えると、顔のほうに流れたり、目頭にある涙点から鼻との間にある涙のうを通って、鼻や口、のどへ入るのです。

このように目薬が目以外のところに流れるのは、薬が無駄になるばかりだけでなく、ねらった薬の効果が出ない場合もあります。とくにお年寄りでは、顔に流れた目薬が皮膚の刺激になりやすいのです。また、緑内障用の目薬の一部は喘息を起こしたり、高血圧の飲み薬とお互いに作用を強め合ったりするケースもあります。

目薬の量は片眼に1滴が標準。イラストのような正しい点眼方法を覚えましょう。薬を多く使う場合は、点眼の回数を増やします。1日にさす回数は医師の指示を守ります。小さい子どもに点眼するときは、子どもを寝かせてお腹の上にまたがるか、足を開いた間に子どもを寝かせるかして、大人が自分の太ももで頭を固定して点眼します。横に並んで寝ころんで頭を押さえながら点眼してもいいでしょう。どうしても目をつぶってしまうようなら、目の周りを拭いて清潔にし、目頭付近に点眼して、まばたきをさせます。そうすると、自然に目薬が目に流れます。子どもが眠っている間に点眼するのもいいでしょう。また、子どもが動いて目薬の容器で目を傷つけないように気を付けましょう。

コンタクトレンズを装着しているときに点眼するなら、目薬がコンタクトレンズ用でなければ、コンタクトレンズをいったんはずして点眼し、5~10分後に装着します。

病状が悪化する時間や体内リズムに合わせて点眼するように指導されたら、その指示を守ること。もし、2種類以上の目薬を使っているなら、それぞれの目薬の点眼するタイミングを5分間はあけましょう。目薬が混ざると効果が落ち、また副作用が強く出るケースもあるからです。使用方法を医師や薬剤師によく確かめることが大切です。

とくにコンタクトレンズ使用者や緑内障の人は市販薬にも注意を

疲れ目などの日常のちょっとした症状から、市販の目薬を使う人も多いでしょう。しかし、市販薬には種類があり、使い方に注意が必要です。

 

  • 一般用点眼薬

疲れ目や充血、かゆみ、かすみなどに効果があります。充血を取るための血管収縮剤が入っている目薬は使い続けると血行が悪くなり、逆に充血がひどくなる場合もあります(薬剤性結膜炎)。充血が続くときには眼科で診察を受けるべきです。清涼感のある目薬は刺激成分が入っており、角膜に傷や炎症があるときには悪影響を与えます。刺激の少ない目薬を選ぶほうが無難です。

 

  • 抗菌薬

結膜炎やものもらいになったときなどに使う抗生物質が入っています。

 

  • 人工涙液

涙の分泌が少なかったり、成分が変化したりしているために目が乾燥するドライアイの人やコンタクトレンズを使う人のための目薬。涙と同じような成分で、防腐剤が含まれているものもありますが・・・。

また、目薬ではありませんが、消毒、消炎などの効果があるホウ酸が配合された洗眼薬も市販されています。洗眼薬は気持ちがいいからと使いすぎるとかえって目に刺激になる場合もあるので、用法・用量を守ることです。

コンタクトレンズを使っている人はレンズの種類によっては防腐剤が入っている一般用の点眼薬や抗菌薬が使えません。また、緑内障の人も市販薬を買うときには眼科医、医療機関や薬局の薬剤師に必ず相談しましょう。目薬は液体であるため、雑菌が繁殖しやすく、また光や温度にも敏感です。点眼後はしっかりふたをし、冷暗所保存の指示があるものは冷蔵庫に(冷凍室には入れないで)、それ以外のものも直射日光を避けて、涼しい所に保存します。救急箱に保管する場合、開閉した湿布薬と一緒にすると成分が変化することがあります。使用期限を守って、開封したら1ヶ月くらいで使いきること。液の濁りや浮遊物がある場合は捨てましょう。

なお、処方薬でも市販薬でも使っているうちに異常を感じたら、すぐに使用を止めて眼科を受診してください。また、目がかすむ、視野の一部がかけるといった症状なら、白内障や緑内障といった目の病気、糖尿病や高血圧などの病気の可能性もあるので、目薬に頼らず、診察を受けることが重要ですね。

 

 

  1. 手を石けんでよく洗う
  2. 顔をやや上向きにする(テレビの目薬のCMのように真上まで向かなくてもかまいません)
  3. 利き手で目薬の容器を持つ。成分が分離しているタイプの目薬はよく振る。
  4. もう一方の手で下まぶたの目尻側を軽く引っ張るようにし、目薬の容器をできるだけ目に近づける(ただし、感染などの原因になることがあるので、ボトルがまつげやまぶたに触らないように注意)
  5. 目を開いたままで、目薬をゆっくり1滴落とす(通常は1滴で十分)
  6. まばたきをせずに目をつぶり、目頭を軽く1分間くらい押さえる(目頭の涙のうの部分は鼻やのどへの通り道なので、ここを押さえると、鼻やのどへ流れず、目の表面での薬の吸収もよくなる)
  7. 目からあふれた目薬は清潔なティッシュやガーゼで拭き取る

ふつうは片眼に1滴で十分。正しい点眼方法を覚えましょう

目薬は涙と混ざりながら結膜にある袋にたまり、角膜を通じて吸収されます。ところが点眼された目薬の量がこの結膜の袋の容量を超えると、顔のほうに流れたり、目頭にある涙点から鼻との間にある涙のうを通って、鼻や口、のどへ入るのです。

このように目薬が目以外のところに流れるのは、薬が無駄になるばかりだけでなく、ねらった薬の効果が出ない場合もあります。とくにお年寄りでは、顔に流れた目薬が皮膚の刺激になりやすいのです。また、緑内障用の目薬の一部は喘息を起こしたり、高血圧の飲み薬とお互いに作用を強め合ったりするケースもあります。

目薬の量は片眼に1滴が標準。イラストのような正しい点眼方法を覚えましょう。薬を多く使う場合は、点眼の回数を増やします。1日にさす回数は医師の指示を守ります。小さい子どもに点眼するときは、子どもを寝かせてお腹の上にまたがるか、足を開いた間に子どもを寝かせるかして、大人が自分の太ももで頭を固定して点眼します。横に並んで寝ころんで頭を押さえながら点眼してもいいでしょう。どうしても目をつぶってしまうようなら、目の周りを拭いて清潔にし、目頭付近に点眼して、まばたきをさせます。そうすると、自然に目薬が目に流れます。子どもが眠っている間に点眼するのもいいでしょう。また、子どもが動いて目薬の容器で目を傷つけないように気を付けましょう。

コンタクトレンズを装着しているときに点眼するなら、目薬がコンタクトレンズ用でなければ、コンタクトレンズをいったんはずして点眼し、5~10分後に装着します。

病状が悪化する時間や体内リズムに合わせて点眼するように指導されたら、その指示を守ること。もし、2種類以上の目薬を使っているなら、それぞれの目薬の点眼するタイミングを5分間はあけましょう。目薬が混ざると効果が落ち、また副作用が強く出るケースもあるからです。使用方法を医師や薬剤師によく確かめることが大切です。

とくにコンタクトレンズ使用者や緑内障の人は市販薬にも注意を

疲れ目などの日常のちょっとした症状から、市販の目薬を使う人も多いでしょう。しかし、市販薬には種類があり、使い方に注意が必要です。

 

  • 一般用点眼薬

疲れ目や充血、かゆみ、かすみなどに効果があります。充血を取るための血管収縮剤が入っている目薬は使い続けると血行が悪くなり、逆に充血がひどくなる場合もあります(薬剤性結膜炎)。充血が続くときには眼科で診察を受けるべきです。清涼感のある目薬は刺激成分が入っており、角膜に傷や炎症があるときには悪影響を与えます。刺激の少ない目薬を選ぶほうが無難です。

 

  • 抗菌薬

結膜炎やものもらいになったときなどに使う抗生物質が入っています。

 

  • 人工涙液

涙の分泌が少なかったり、成分が変化したりしているために目が乾燥するドライアイの人やコンタクトレンズを使う人のための目薬。涙と同じような成分で、防腐剤が含まれているものもありますが・・・。

また、目薬ではありませんが、消毒、消炎などの効果があるホウ酸が配合された洗眼薬も市販されています。洗眼薬は気持ちがいいからと使いすぎるとかえって目に刺激になる場合もあるので、用法・用量を守ることです。

コンタクトレンズを使っている人はレンズの種類によっては防腐剤が入っている一般用の点眼薬や抗菌薬が使えません。また、緑内障の人も市販薬を買うときには眼科医、医療機関や薬局の薬剤師に必ず相談しましょう。目薬は液体であるため、雑菌が繁殖しやすく、また光や温度にも敏感です。点眼後はしっかりふたをし、冷暗所保存の指示があるものは冷蔵庫に(冷凍室には入れないで)、それ以外のものも直射日光を避けて、涼しい所に保存します。救急箱に保管する場合、開閉した湿布薬と一緒にすると成分が変化することがあります。使用期限を守って、開封したら1ヶ月くらいで使いきること。液の濁りや浮遊物がある場合は捨てましょう。

なお、処方薬でも市販薬でも使っているうちに異常を感じたら、すぐに使用を止めて眼科を受診してください。また、目がかすむ、視野の一部がかけるといった症状なら、白内障や緑内障といった目の病気、糖尿病や高血圧などの病気の可能性もあるので、目薬に頼らず、診察を受けることが重要ですね。

 

 

  1. 手を石けんでよく洗う
  2. 顔をやや上向きにする(テレビの目薬のCMのように真上まで向かなくてもかまいません)
  3. 利き手で目薬の容器を持つ。成分が分離しているタイプの目薬はよく振る。
  4. もう一方の手で下まぶたの目尻側を軽く引っ張るようにし、目薬の容器をできるだけ目に近づける(ただし、感染などの原因になることがあるので、ボトルがまつげやまぶたに触らないように注意)
  5. 目を開いたままで、目薬をゆっくり1滴落とす(通常は1滴で十分)
  6. まばたきをせずに目をつぶり、目頭を軽く1分間くらい押さえる(目頭の涙のうの部分は鼻やのどへの通り道なので、ここを押さえると、鼻やのどへ流れず、目の表面での薬の吸収もよくなる)
  7. 目からあふれた目薬は清潔なティッシュやガーゼで拭き取る
       
     
           

古川中央眼科      

     

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