ホーム > 知っトク情報 > 超広角眼底カメラ

ホーム > 知っトク情報 > 超広角眼底カメラ

超広角眼底カメラ

眼底カメラは以前からありましたが、最近,新しい眼底カメラが開発され、診療に役立てています

超広角眼底カメラ

眼底カメラは以前からありましたが、最近,新しい眼底カメラが開発され、診療に役立てています

超広角眼底カメラとは

通常の眼底カメラは画角が45度くらいで、眼球の内側の網膜全体のおよそ10%を1回の撮影で記録できました。超広角眼底カメラは画角が200度あるため、1回の撮影で網膜全体のおよそ80%を記録できます

図:通常の眼底カメラと超広角眼底カメラの違い。黄色の四角で囲まれた部分が通常の眼底カメラの撮影範囲。超広角眼底カメラは通常の眼底カメラの8倍以上の範囲を1回の撮影で行える。

そもそも眼底カメラは必要?

眼底検査は眼底カメラが無くても行えます。眼底検査を行った記録は診療録(いわゆるカルテ)に手書きで記録していますが、詳細な記録を残すことは出来ません。眼底に異常があり、治療を行った後の経過を見る場合に詳細な記録が必要な場合があります。そう言う場合に眼底写真は役に立ちます。また、造影剤を使った螢光眼底検査は眼底カメラが必要です

超広角眼底カメラの特徴

通常の眼底カメラと超広角眼底カメラの違いはただ単に1回の撮影で記録できる範囲の大きさだけではありません。瞳孔を大きく広げなくても(散瞳しなくても)眼底写真を撮影できます。また、赤外線レーザーを用いて写真を撮影するため、フラッシュのような強い光を使う必要が無く撮影時の苦痛が少ないです。1回の撮影で広い範囲を記録できるため、通常の眼底カメラでは眼底の全体を記録するためには患者様に上下左右斜めに眼球を動かしてもらっていましたが、その必要がほとんど無くなりました。
記録はデジタルカメラで行っているため、細かく確認したい部分はコンピューターの画面で拡大して見ることが出来るところも良いところです

超広角眼底カメラの欠点

多くの利点がある超広角眼底カメラですが、欠点もあります。一番の欠点は水晶体や硝子体の混濁の影響を受けやすいことです。通常の眼底カメラでは多少の濁りが目の中にあっても写真を撮る事が出来ましたが、この眼底カメラでは黒い影になり記録できない部分が出てしまうことです。また、通常の写真の様に目で見たとおりの色を記録しているのでは無く、波長の異なる2種類のレーザー光を用いているため、写真の見た目は本来の色とは違っています。また、フラッシュ光を使わない撮影のため、影が出来ないので網膜表面の凹凸が分かりません。黄斑前膜症や網膜剥離などは分かりにくいため、通常の眼底検査が必要になります

おわりに

超広角眼底カメラは目の病気などで散瞳薬点眼を使ってもあまり瞳孔が広がらない方や瞳孔を広げることで目の病気を起こす心配のある方でも眼底写真を撮る事ができ、また、眼底の端の方の検査が必要な方でも眼球を大きく上下左右に動かしてもらわなくても眼底写真を撮る事ができる装置です。
通常の眼底写真の撮影には患者様の苦痛が多かったと思いますが、この超広角眼底カメラではだいぶ苦痛が軽くなったと思います。ただ,この眼底カメラでも撮影できない状態がありますし、散瞳して眼底検査を行う必要性が無くなった訳ではありませんから、必要な場合は散瞳して眼底検査を行っていくことは変わりありません

超広角眼底カメラとは

通常の眼底カメラは画角が45度くらいで、眼球の内側の網膜全体のおよそ10%を1回の撮影で記録できました。超広角眼底カメラは画角が200度あるため、1回の撮影で網膜全体のおよそ80%を記録できます

図:通常の眼底カメラと超広角眼底カメラの違い。黄色の四角で囲まれた部分が通常の眼底カメラの撮影範囲。超広角眼底カメラは通常の眼底カメラの8倍以上の範囲を1回の撮影で行える。

そもそも眼底カメラは必要?

眼底検査は眼底カメラが無くても行えます。眼底検査を行った記録は診療録(いわゆるカルテ)に手書きで記録していますが、詳細な記録を残すことは出来ません。眼底に異常があり、治療を行った後の経過を見る場合に詳細な記録が必要な場合があります。そう言う場合に眼底写真は役に立ちます。また、造影剤を使った螢光眼底検査は眼底カメラが必要です

超広角眼底カメラの特徴

通常の眼底カメラと超広角眼底カメラの違いはただ単に1回の撮影で記録できる範囲の大きさだけではありません。瞳孔を大きく広げなくても(散瞳しなくても)眼底写真を撮影できます。また、赤外線レーザーを用いて写真を撮影するため、フラッシュのような強い光を使う必要が無く撮影時の苦痛が少ないです。1回の撮影で広い範囲を記録できるため、通常の眼底カメラでは眼底の全体を記録するためには患者様に上下左右斜めに眼球を動かしてもらっていましたが、その必要がほとんど無くなりました。
記録はデジタルカメラで行っているため、細かく確認したい部分はコンピューターの画面で拡大して見ることが出来るところも良いところです

超広角眼底カメラの欠点

多くの利点がある超広角眼底カメラですが、欠点もあります。一番の欠点は水晶体や硝子体の混濁の影響を受けやすいことです。通常の眼底カメラでは多少の濁りが目の中にあっても写真を撮る事が出来ましたが、この眼底カメラでは黒い影になり記録できない部分が出てしまうことです。また、通常の写真の様に目で見たとおりの色を記録しているのでは無く、波長の異なる2種類のレーザー光を用いているため、写真の見た目は本来の色とは違っています。また、フラッシュ光を使わない撮影のため、影が出来ないので網膜表面の凹凸が分かりません。黄斑前膜症や網膜剥離などは分かりにくいため、通常の眼底検査が必要になります

おわりに

超広角眼底カメラは目の病気などで散瞳薬点眼を使ってもあまり瞳孔が広がらない方や瞳孔を広げることで目の病気を起こす心配のある方でも眼底写真を撮る事ができ、また、眼底の端の方の検査が必要な方でも眼球を大きく上下左右に動かしてもらわなくても眼底写真を撮る事ができる装置です。
通常の眼底写真の撮影には患者様の苦痛が多かったと思いますが、この超広角眼底カメラではだいぶ苦痛が軽くなったと思います。ただ,この眼底カメラでも撮影できない状態がありますし、散瞳して眼底検査を行う必要性が無くなった訳ではありませんから、必要な場合は散瞳して眼底検査を行っていくことは変わりありません

       
     
           

古川中央眼科      

     

〒989-6163
宮城県大崎市古川台町4-36

     

TEL:0229-22-6111

     

コンタクト室:

0229-22-5963

月曜〜土曜:


午前 8:15~12:00
午後 14:00〜16:30


休診:

木曜・日曜・祝日

     
     
       
         
ページの先頭へ