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ドライアイの点眼治療

ここ数年で新しいドライアイの治療目薬が販売されています。涙について詳しくわかってきたことで、ドライアイの治療も変わってきています。今回はドライアイの治療点眼薬についてです。

ドライアイの点眼治療

ここ数年で新しいドライアイの治療目薬が販売されています。涙について詳しくわかってきたことで、ドライアイの治療も変わってきています。今回はドライアイの治療点眼薬についてです。

ドライアイとは?

「様々な要因による涙液及び角膜上皮の慢性疾患であり,眼不快感や視機能異常を伴う疾患」とされています。つまり,涙が少ない,目が乾くと言うことだけでは無いのです。逆に,乾く感じの無い,異物感(ごろごろする感じ)が主な症状のドライアイもあります。ドライアイにより角膜の表面に傷ができるとごろごろする感じがしたり,見えにくさの原因になっていたりします。(図1)

ドライアイの原因

ドライアイの原因として様々なものがあります(表1)。この他にコンタクトレンズによる涙液の不足,点眼薬の副作用,眼瞼による刺激が原因になっている場合もあります。

涙液の構造

涙液はその9割が水分ですが,そのほかに油,ムチンが含まれていて,層構造になっています。涙液の表面には油の層があり,体温並みの温度の涙が蒸発しにくい様にしたり,涙の表面張力を強くして目の表面から流れにくくしたりしています。この油は瞼の中にあるマイボーム腺で作られています。ムチンというのは昆布などの海藻にも含まれるねばねばした成分のことで,これがつるつるした角膜の表面から涙が滑りにくくなる様にしています。ムチンは主に角膜と結膜の間の部分にある胚細胞で作られています(図2)。

ドライアイ治療の考え方

古典的なドライアイは「目が乾く」=「涙の不足」でしたが,最近のドライアイの考え方は様々な原因があり,それに対応した治療を行う様になってきています。症状や検査結果から涙液や角膜のどこに問題があるのかを確認して,その問題を解決する治療方法を考えます。

ドライアイ治療点眼薬

涙液の量の不足を補う薬として,人工涙液(商品名:マイティア点眼液,ソフトサンティア点眼液など)があります。これは単純に不足している水分を補います。涙とほぼ同じ濃度の食塩水です。角膜表面に傷があれば傷を治す薬としてビタミンB2(商品名:ムコファジン点眼液など)やヒアルロン酸ナトリウム(商品名:ヒアレイン点眼液,ティアバランス点眼液など)があります。

 

ムチンの不足を補う薬としてレバミピド(商品名:ムコスタ点眼液)やジクアホソルナトリウム(商品名:ジクアス点眼液)があります。

最後に

ドライアイの原因は単純なものばかりではなく,いくつもの原因があって起こっているものも少なくありません。そのため,目薬を使っても症状がなくならない場合もありますし,なかなか効果が出ない場合もあります。また,ドライアイは根本的に治療をする方法は見つかっていませんので目薬を使うのを止めると目の乾きやごろごろした感じが出てくる場合がおおいです。

 

目薬を使ってもなかなか良くならない場合もありますが,諦めずに治療を続けて行きましょう。

ドライアイとは?

「様々な要因による涙液及び角膜上皮の慢性疾患であり,眼不快感や視機能異常を伴う疾患」とされています。つまり,涙が少ない,目が乾くと言うことだけでは無いのです。逆に,乾く感じの無い,異物感(ごろごろする感じ)が主な症状のドライアイもあります。ドライアイにより角膜の表面に傷ができるとごろごろする感じがしたり,見えにくさの原因になっていたりします。(図1)

ドライアイの原因

ドライアイの原因として様々なものがあります(表1)。この他にコンタクトレンズによる涙液の不足,点眼薬の副作用,眼瞼による刺激が原因になっている場合もあります。

涙液の構造

涙液はその9割が水分ですが,そのほかに油,ムチンが含まれていて,層構造になっています。涙液の表面には油の層があり,体温並みの温度の涙が蒸発しにくい様にしたり,涙の表面張力を強くして目の表面から流れにくくしたりしています。この油は瞼の中にあるマイボーム腺で作られています。ムチンというのは昆布などの海藻にも含まれるねばねばした成分のことで,これがつるつるした角膜の表面から涙が滑りにくくなる様にしています。ムチンは主に角膜と結膜の間の部分にある胚細胞で作られています(図2)。

ドライアイ治療の考え方

古典的なドライアイは「目が乾く」=「涙の不足」でしたが,最近のドライアイの考え方は様々な原因があり,それに対応した治療を行う様になってきています。症状や検査結果から涙液や角膜のどこに問題があるのかを確認して,その問題を解決する治療方法を考えます。

ドライアイ治療点眼薬

涙液の量の不足を補う薬として,人工涙液(商品名:マイティア点眼液,ソフトサンティア点眼液など)があります。これは単純に不足している水分を補います。涙とほぼ同じ濃度の食塩水です。角膜表面に傷があれば傷を治す薬としてビタミンB2(商品名:ムコファジン点眼液など)やヒアルロン酸ナトリウム(商品名:ヒアレイン点眼液,ティアバランス点眼液など)があります。

 

ムチンの不足を補う薬としてレバミピド(商品名:ムコスタ点眼液)やジクアホソルナトリウム(商品名:ジクアス点眼液)があります。

最後に

ドライアイの原因は単純なものばかりではなく,いくつもの原因があって起こっているものも少なくありません。そのため,目薬を使っても症状がなくならない場合もありますし,なかなか効果が出ない場合もあります。また,ドライアイは根本的に治療をする方法は見つかっていませんので目薬を使うのを止めると目の乾きやごろごろした感じが出てくる場合がおおいです。

 

目薬を使ってもなかなか良くならない場合もありますが,諦めずに治療を続けて行きましょう。

       
     
           

古川中央眼科      

     

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