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HOW TO SERIES:10

アレルギー性結膜炎の治療

春は花粉症をはじめとして、アレルギーが起こりやすい季節です。この時期になると目がかゆい人はもちろん、いつも結膜炎に悩んでいる人も、結膜のアレルギーについて知っておきましょう。

HOW TO SERIES:10

アレルギー性結膜炎の治療

春は花粉症をはじめとして、アレルギーが起こりやすい季節です。この時期になると目がかゆい人はもちろん、いつも結膜炎に悩んでいる人も、結膜のアレルギーについて知っておきましょう。

目に入った異物が反応して、結膜に炎症が起こります

結膜(白目とまぶたの裏側)は外気にさらされ、異物が付着しやすいのですが、常に涙で潤され、涙や目やにで異物を排除するしくみになっています。しかし、とくにアレルギー体質を持つ人では、この異物に反応してアレルギーが起こります。

 

アレルギー性結膜炎の症状は、結膜のかゆみや異物感、充血、涙が大量に出るといったもの。目やにはウイルス性結膜炎に比べると少なめです。

アレルギー性結膜炎には、季節性アレルギー性結膜炎と通年性アレルギー性結膜炎があり、ほかに春期カタル、巨大乳頭性結膜炎、アトピー性皮膚炎の人に起こるアトピー性角結膜炎に分類されます。

季節性アレルギー性結膜炎の代表は花粉症。2~4月のスギのほかにも4~10月にはイネ科のカモガヤ、9~10月はキク科のブタクサ、セイタカアワダチソウ、ヨモギなど、ほかの植物の花粉によるアレルギーもあります。

 

通年性アレルギー性結膜炎は年中炎症が起こるもので、ダニが原因になることが多いようです。

 

春期カタルはアレルギー性結膜炎の重症型で、子どもに多く、自然に治ることがほとんでです。ただ、かゆみが強く、結膜のブツブツや角膜(黒目)の傷のために異物感や痛み、涙が出て日常生活に支障が出ます。たいていの場合、ダニアレルギーが背景にあります。

巨大乳頭性結膜炎はまぶたの裏側にブツブツができるもので、コンタクトレンズの汚れが誘因となります。

抗アレルギー薬の点眼薬を使って治療します

アレルギーかどうかは目やにを顕微鏡で見る検査でわかります。また、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)は皮内反応や血液検査によって特定します。皮内反応はアレルゲンの抽出物を小さなひっかき傷を作ってつけたり、皮膚に注射をしたりするもので、赤くなったら、それがアレルゲンということ。アレルゲンに反応する物質の量を測定する血液検査(RAST)も同時によく行われます。確定診断には点眼麻酔をしたうえで結膜を少しこすり、取った物質を調べることもあります。

治療の基本は抗アレルギー薬の点眼薬です。かゆみが強いとき、即効性を期待するときには抗ヒスタミン作用のあるものが処方されます。効果が出るまでに数日かかるので、毎日使うことが大切。

花粉症の症状が重い人や毎シーズン繰り返す人には、花粉の飛散前に抗アレルギー点眼剤と抗アレルギー内服薬が予防に使われることも。

かゆみや目やにがひどいときにはステロイド点眼薬が処方されます。ステロイド点眼薬は副作用として眼圧が上がることがあり、定期的なチェックが必要です。

2種類以上の目薬を処方されたときには、5分以上間をあけて点眼しましょう。

重症の人には抗アレルギー内服薬が処方されることもあります。

ドライアイの人やコンタクトレンズを使っている人は防腐剤の入っていない人工涙液で花粉などのアレルゲンを洗い流すのも有効です。市販の洗眼薬には防腐剤が含まれているので、使う際には眼科医に聞いてからにしましょう。

コンタクトレンズを使っている場合は、アレルギー性結膜炎の出ている間は眼鏡に換えるか、コンタクトレンズを長く装用しないようにします。使い捨てタイプなら、アレルゲンがくっついても捨てられるので便利です。

花粉やダニを徹底的に避けるのが、予防と治療のコツ

アレルギーの予防と治療の根本はアレルゲンを避けることです。 花粉症の場合には、

  1. 天気のいい日には外出を避ける
  2. 窓を開けたり布団や洗濯物を干したりしない
  3. 外出から帰ったら玄関先で服を払い、手と顔を洗う

といった注意が必要です。市販の専用ゴーグルを利用してもいいでしょう。 ダニ対策も重要です。最も大切なのは丁寧な掃除。排気が出ない掃除機を使うと安心です。寝具やソファ、カーテン、ぬいぐるみなども洗濯や掃除をこまめに、室内で動物を飼うのも避けるほうが無難です。

目に入った異物が反応して、結膜に炎症が起こります

結膜(白目とまぶたの裏側)は外気にさらされ、異物が付着しやすいのですが、常に涙で潤され、涙や目やにで異物を排除するしくみになっています。しかし、とくにアレルギー体質を持つ人では、この異物に反応してアレルギーが起こります。

 

アレルギー性結膜炎の症状は、結膜のかゆみや異物感、充血、涙が大量に出るといったもの。目やにはウイルス性結膜炎に比べると少なめです。

アレルギー性結膜炎には、季節性アレルギー性結膜炎と通年性アレルギー性結膜炎があり、ほかに春期カタル、巨大乳頭性結膜炎、アトピー性皮膚炎の人に起こるアトピー性角結膜炎に分類されます。

季節性アレルギー性結膜炎の代表は花粉症。2~4月のスギのほかにも4~10月にはイネ科のカモガヤ、9~10月はキク科のブタクサ、セイタカアワダチソウ、ヨモギなど、ほかの植物の花粉によるアレルギーもあります。

 

通年性アレルギー性結膜炎は年中炎症が起こるもので、ダニが原因になることが多いようです。

 

春期カタルはアレルギー性結膜炎の重症型で、子どもに多く、自然に治ることがほとんでです。ただ、かゆみが強く、結膜のブツブツや角膜(黒目)の傷のために異物感や痛み、涙が出て日常生活に支障が出ます。たいていの場合、ダニアレルギーが背景にあります。

巨大乳頭性結膜炎はまぶたの裏側にブツブツができるもので、コンタクトレンズの汚れが誘因となります。

抗アレルギー薬の点眼薬を使って治療します

アレルギーかどうかは目やにを顕微鏡で見る検査でわかります。また、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)は皮内反応や血液検査によって特定します。皮内反応はアレルゲンの抽出物を小さなひっかき傷を作ってつけたり、皮膚に注射をしたりするもので、赤くなったら、それがアレルゲンということ。アレルゲンに反応する物質の量を測定する血液検査(RAST)も同時によく行われます。確定診断には点眼麻酔をしたうえで結膜を少しこすり、取った物質を調べることもあります。

治療の基本は抗アレルギー薬の点眼薬です。かゆみが強いとき、即効性を期待するときには抗ヒスタミン作用のあるものが処方されます。効果が出るまでに数日かかるので、毎日使うことが大切。

花粉症の症状が重い人や毎シーズン繰り返す人には、花粉の飛散前に抗アレルギー点眼剤と抗アレルギー内服薬が予防に使われることも。

かゆみや目やにがひどいときにはステロイド点眼薬が処方されます。ステロイド点眼薬は副作用として眼圧が上がることがあり、定期的なチェックが必要です。

2種類以上の目薬を処方されたときには、5分以上間をあけて点眼しましょう。

重症の人には抗アレルギー内服薬が処方されることもあります。

ドライアイの人やコンタクトレンズを使っている人は防腐剤の入っていない人工涙液で花粉などのアレルゲンを洗い流すのも有効です。市販の洗眼薬には防腐剤が含まれているので、使う際には眼科医に聞いてからにしましょう。

コンタクトレンズを使っている場合は、アレルギー性結膜炎の出ている間は眼鏡に換えるか、コンタクトレンズを長く装用しないようにします。使い捨てタイプなら、アレルゲンがくっついても捨てられるので便利です。

花粉やダニを徹底的に避けるのが、予防と治療のコツ

アレルギーの予防と治療の根本はアレルゲンを避けることです。 花粉症の場合には、

  1. 天気のいい日には外出を避ける
  2. 窓を開けたり布団や洗濯物を干したりしない
  3. 外出から帰ったら玄関先で服を払い、手と顔を洗う

といった注意が必要です。市販の専用ゴーグルを利用してもいいでしょう。 ダニ対策も重要です。最も大切なのは丁寧な掃除。排気が出ない掃除機を使うと安心です。寝具やソファ、カーテン、ぬいぐるみなども洗濯や掃除をこまめに、室内で動物を飼うのも避けるほうが無難です。

       
     
           

古川中央眼科      

     

〒989-6163
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TEL:0229-22-6111

     

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午前 8:15~12:00
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